作：ぶひとの　写真：ぶひとの


フレンチブルドッグのとのは、ボール遊びがきらいです。

ボールがころがっても、途中までは、追いかけるのですが…


























ボールが怖くて、口にくわえられません。

ボールが怖いなんて、おかしいと思いませんか？

それには、理由がありまして…






























とのは、ボール遊びをしていて、あごを「ガンッ」と打ってしまったことがあり、それからはボールが苦手になりました。








そこへ、お母さんが来て、とのにやさしく言いました。

「ボール遊びができなくてもいいの。とのには他にも、できることがたくさんあるでしょう？」

とのは、お母さんにたずねました。

「おとのにできることって、なにかねぇ？」

お母さんは、にっこりとほほえみながら教えてくれました。




















「それはね、みんなを笑顔にしてあげられることだよ。」

それを聞いて、とのは思いました。

「おとのにボール遊びができたら、お母さんはきっと、もっと笑顔になるねぇ。」





























遠くでボールがころがっています。

フレンチブルドッグのとのは、お母さんを笑顔にしたい気持ちでいっぱい。ボールへ向かって走ります。

それでもやっぱり

「失敗したらどうしよう…こわいぶ～。」

不安もたくさんあります。

「とのがボールを追いかけてるよ！」

声がして見ると、お母さんが笑顔でおうえんしてくれています。

もう、とのに不安な気持ちはありません。


























「ぱくっ！」
とのは一生けんめいに、ボールをくわえます。

「すごいすごい！」

「もうちょっと！がんばれ！」

気づくと、みんなが笑顔でおうえんしてくれていました。


























みんなの笑顔でうれしくなったとのは、ボールをくわえたまま、お母さんのところへ走ります。

「できたぶ～♪」




























フレンチブルドッグのとのは、ボール遊びが大好きになりました。

とのがボールを持ってくるたびに、みんなが笑顔になってくれます。

勇気をだして向かっていけば、誰かがおうえんしてくれます。
出来ないことなんてありません。

一番大切なのは、最初の勇気を出すことだったのです。







　　　　みんなも勇気を出して↓をクリックだ!

















(;ﾟ∀ﾟ)<こういうのは嫌いですか？
　　　　　　　　　　　　　　誰に聞いてんのョ>(-_-;)

[5回]